《鉱夫病》(読み)こうふびょう

世界大百科事典(旧版)内の《鉱夫病》の言及

【鉱山病】より

…アグリコラは大著《デ・レ・メタリカ》(1556)で,鉱夫の肺の異常にふれ,このために死んだ夫を7人ももった婦人の話を伝えているが,それは塵肺の一種であり,また有毒物による腫瘍が骨髄まで冒す病気は,砒素による肺癌(がん)であったと推定される。パラケルススは《鉱夫病》(1567)という専門書を著し,塵肺や金属中毒の因果関係を初めて見抜いた。続いて労働医学の祖といわれるラマッツィーニBernardino Ramazzini(1633‐1714)は《働く人々の病気》(1700)で〈鉱夫の病気〉を冒頭に掲げ,その病因と症状を詳しく論じた。…

※「《鉱夫病》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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