世界大百科事典(旧版)内の鉱石先買権の言及
【鉱山】より
…フランスでは大領主の手から国王へ集中し,イギリスでは貴金属のみ国王の特権,他は土地の付属物とみなされた。鉱業特権をもつ国王や諸侯は領内の鉱山に直営坑区をもつか鉱石の一部を徴収し,また鉱石先買権(領内の鉱石や金属を特別安く買い上げる特権)をもっていた。一方,鉱夫は組合をつくり,特権領主の規制のもとに一定の坑区で試掘と採掘の自由を与えられ,生活を保護されていた。…
※「鉱石先買権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」