世界大百科事典(旧版)内の銀杏穂の言及
【槍∥鎗∥鑓】より
…鎬を立てない面には樋をつけるのが普通で,ときには鎬の上にも梵字や利剣,俱利迦羅(くりから)竜,神仏号などを彫り込んでいる。素鑓の穂先を鋭角にせずに鈍角に仕上げたのを〈銀杏穂(ぎんなんぼ)〉といい,扁平にして幅広に曲線をもたせたのを〈笹穂(ささほ)〉と呼んでいる。なお相手の得物をからむために〈けらくび〉に近く横手を左右に設けたのを〈十文字鑓〉といい,特に横手を湾曲させたのを〈鎌鑓〉という。…
※「銀杏穂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」