銅版更紗(読み)どうばんさらさ

世界大百科事典(旧版)内の銅版更紗の言及

【更紗】より

…特に18世紀中葉には木型にかわる銅版の導入,続く機械的なローラープリントの完成,19世紀に入っての化学染料の開発は,ヨーロッパの更紗を大量生産へと向かわせ,アメリカその他の国へ輸出されることになった。日本で銅版更紗あるいはオーベルカンプと呼ばれている更紗は,江戸時代後期(18世紀後半)に舶載されたヨーロッパの更紗である。
[古渡更紗と和更紗]
 日本で古渡(こわたり)更紗と称して珍重している裂(きれ)類は17~18世紀に舶載された更紗で,その大半はインド製である。…

※「銅版更紗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」