…もとの姿は蛇神であるということから,水に縁のある所にまつり,好物の卵を供えたり,蛇の彫刻を飾ったりする風習が生まれた。蓄財を祈る〈銭洗弁天〉など,信仰習俗も豊富で,己巳の日が縁日とされた。弁才天信仰はもともと仏教とともに伝来したのであるが,日本の市杵島姫(いちきしまひめ)命と習合して神社の祭神となり,水神としての神格を備えることから,池や海の水辺にまつられることが多い。…
※「銭洗弁天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...