鋪逓(読み)ほてい

世界大百科事典(旧版)内の鋪逓の言及

【駅伝制】より

…このように複雑な来歴をもつ制度を,明は郵駅として統一的に整備し,それが基本的に清にも受けつがれた。郵駅は鋪逓と駅逓の二つの機能をもち,前者は徒歩により官文書を逓送し,後者は馬により官文書・官物の逓送と,公務にある官人を護送するものであった。駅逓にたずさわる施設は,駅,站,塘,台,所などと呼ばれ,清代には2000近くあり,鋪逓はモンゴリア・新疆など異民族地域には設けられず1万5000近くあった。…

※「鋪逓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android