録尚書事(読み)ろくしょうじょじ

世界大百科事典(旧版)内の録尚書事の言及

【宰相】より

…後漢では大司馬が太尉に改称されたが,皇帝側近の尚書が丞相の職務を遂行するようになった。 魏・晋時代から丞相の名が復活し宰相として機能したが,後漢以来の,皇帝直属の秘書官室である尚書が政務遂行の中心になる傾向が推し進められ,それまでの三公が権力を失っていき,尚書の最高官の録尚書事が宰相の権力を掌握した。しかし録尚書事が強大な権力をもってくると,皇帝は尚書の先任官である尚書令,皇帝の側近に侍る官の門下侍中,皇帝の秘書官長である中書令らを重視するようになり,政治の実権はこれらの官に移った。…

※「録尚書事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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