鍛冶場派(読み)かじばは

世界大百科事典(旧版)内の鍛冶場派の言及

【プロレタリア文学】より

…プロレタリアートの階級的自覚の高まりとともに,その思想,感情,生活の表現を目ざした文学潮流。
[世界]
 ドイツの労働者詩人ウェールト,《インターナショナル》の作詞者ポティエEugène Pottier(1816‐87)らが源流と目される。20世紀初頭のロシア革命の中で,ブルジョア文学に対立するものとしてその概念が明確化され,1905年レーニンは《党の組織と党の文学》で,〈プロレタリアートと公然と結びついた文学〉の必要を強調した。…

【ロシア文学】より

…(1)十月革命と国内戦の時代(1917‐21) 物資が欠乏し,紙もなく,出版できない戦時共産主義ともいわれる時代に,まず詩人たちが熱狂的な活動を開始した。ブローク叙事詩《12》(1918)を初めとし,マヤコーフスキー,エセーニンらに加えてプロレトクリト,次いでそれから分かれた〈鍛冶場派(クーズニッツァ)〉が登場する。(2)新経済政策(ネップ)の時代(1921‐28) 政治の側からの芸術への規制はゆるやかになり,さまざまな文学集団がしのぎをけずりあいつつ共存した。…

※「鍛冶場派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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