世界大百科事典(旧版)内の鍬神信仰の言及
【流行神】より
…この祠の前に群集が集まってくるので,検非違使が破却を命じたという。江戸時代初頭に,中部,東海地方に流行した鍬神(くわがみ)信仰は,伊勢の御師(おし)が,神田の種下ろしに使ったという鍬を神体にして,村から村へ送りながら踊り歩くという現象で,豊穣を祈願する祭りとみられている。これはやがてくり返し流行するようになった〈お蔭参り〉や〈ええじゃないか〉の現象にも通じていくと思われる。…
※「鍬神信仰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」