鍵盤ソナタ(読み)けんばんそなた

世界大百科事典(旧版)内の鍵盤ソナタの言及

【ソナタ】より

…盛期古典派では,交響曲と同様,舞曲楽章としてメヌエットが,さらにベートーベンではスケルツォが組み入れられ,4楽章のソナタも出現した。 作曲家としては,前古典派ではさまざまな楽派が独自の様式を形成していったが,とくにイタリアのG.B.サンマルティーニ,D.アルベルティ,L.ボッケリーニ,スペインで活躍し550を超える鍵盤ソナタを残したD.スカルラッティ,スペインのA.ソレル,ウィーンのG.C.ワーゲンザイル,マンハイムのJ.シュターミツ,北ドイツの多感様式の代表者フリーデマン・バッハ,ハイドンに影響を与えたエマヌエル・バッハ,J.G.ミュテル,パリのJ.ショーベルト,ロンドンで活躍し若いモーツァルトに影響を与えたJ.C.バッハ,そしてベートーベンに影響を与えたM.クレメンティらの名はよく知られている。盛期古典派では,クラビーア・ソナタの傑作群がハイドン(五十数曲),モーツァルト(25曲),ベートーベン(32曲)の3巨匠によって生み出された。…

※「鍵盤ソナタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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