世界大百科事典(旧版)内の鎖細工の言及
【鎖】より
…ギリシアでは古代から金細工と宝石細工とが発達し,かなり複雑な金鎖の細工が首飾に使われ,これに小型のペンダント(つり飾)がつけられた。中世からルネサンス期にかけては,非常に精巧な組紐式の鎖細工trichinopolyがつくられるようになり,装身用の鎖は現金にひとしい財産とみなされ,金鎖の全体,もしくはいくつかの環は支払や贈物にあてられた。また,くつわ鎖curb chain式で,今日のものより幅広で平らな金鎖は,ヘンリー8世の肖像画にも見られる。…
※「鎖細工」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」