世界大百科事典(旧版)内の鏞の言及
【鐘】より
…この中心のくぼんだ部分を隧(すい)と称し,橦木でたたくところである。 一般には音階によって大きさが順次,異なった相似形の鐘を,(きよ)という横木に掛け並べた編鐘(へんしよう)の形式で演奏するが,ときには,大型の鐘(鏞(よう)または特鐘という)1個だけ独立して使用することもある。殷代では石製の磬(けい)という打楽器と鳩笛の一種の吹奏楽器と共に鐃(どう)あるいは鉦という,外形が鐘に似て,上に棒状の柄がついた青銅製の打楽器を手に持って打ち鳴らしていた。…
※「鏞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」