《鏡子の家》(読み)きょうこのいえ

世界大百科事典(旧版)内の《鏡子の家》の言及

【三島由紀夫】より

…52年におけるギリシア訪問を契機に,ギリシア的な健康への希求が生まれ,牧歌的な小説《潮騒》(1954)に結実しただけでなく,のちにボディビルで肉体を鍛える態度の伏線を形づくった。56年に《金閣寺》で芸術的な一つの到達点をきわめたのち,《鏡子の家》(1959)で〈戦後〉という時代のニヒリズムと行為をえがいたが,60年安保のあと二・二六事件に取材した《憂国》(1961)にいたって〈戦前〉的なものが作品に入りはじめる。この傾向はやがて《林房雄論》(1963)や《英霊の声》(1966)でいっそう鮮明になり,《豊饒(ほうじよう)の海》(1965‐70)にいたる。…

※「《鏡子の家》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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