世界大百科事典(旧版)内の鏧子の言及
【鏧】より
…磬とも書き,鏧(磬)子(けいす∥きんす),打金(うちがね),銅鉢(どうばち),あるいは俗にザルガネなどともいう。仏教で用いる鳴物(楽器)の一種で,銅または青銅製で大型の鉢の形をしたもの。…
【打鳴】より
…響銅製で小さな鉢の形をしており,下に座布団を敷き,細い金属製の棒,または木製の細棒で縁を打って音を出す。鏧,鏧子(けいす),小鏧(しようきん),鋺(金椀)(かなまり),鈴(りん)などともいう。また打鳴は寺院で用いる大型のものを指す場合もある。…
【鏧】より
…磬とも書き,鏧(磬)子(けいす∥きんす),打金(うちがね),銅鉢(どうばち),あるいは俗にザルガネなどともいう。仏教で用いる鳴物(楽器)の一種で,銅または青銅製で大型の鉢の形をしたもの。…
【磬】より
…中国古代の体鳴楽器。石あるいは玉の板に彫刻をほどこしたものを架につるして,木づちで打奏する。後には金属製となった。殷代には,大形の磬を一つつるした〈特磬〉が存在し,周代以来,雅楽で用いられた。1950年殷墟から嬰ハの音高をもつ虎紋入りの大理石の磬が出土している。磬の形には半円形と〈へ〉の字形の2種があり,長さの比は2対1である。音高の異なるいくつかの磬を組み合わせて木の架(虡(きよ)または簨虡(しゆんきよ)という)につるしたものを〈編磬〉といい,殷代には磬が3枚のもの,周代にはすでに十数枚を木架に1列につるしたものも存在した。…
※「鏧子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」