世界大百科事典(旧版)内の鐸身の言及
【銅鐸】より
…銅鐸の鋳型は,大阪,奈良,兵庫県下で約20個体分見いだされているほか,福岡,佐賀県下でも各1個ずつ見いだされており,銅鐸を使用する祭り自体も,近畿地方を中心とする地帯だけでなく,九州地方でも行われたに違いない。
[形とその変化]
銅鐸は本来,吊(つ)り下げて,中空の身(み)(鐸身(たくしん),カネの本体)の内部に吊(つる)した舌(ぜつ)と呼ぶ棒と触れあって音を発するものであった。身の平面はレンズ形ないし円形で,上端は閉じて終わり(上面を舞(まい)と呼ぶ),しだいに裾開きになって下端は開いたまま終わる。…
※「鐸身」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」