世界大百科事典(旧版)内の長谷詣の言及
【長谷寺】より
…創建以来東大寺末として法灯を伝えてきたが,990年(正暦1)ころ興福寺の支配するところとなり,11世紀後半には興福寺大乗院が当寺別当職を相承するにいたった。 本尊十一面観音に対する信仰は世に長谷詣として有名で,《源氏物語》《枕草子》などによっても知られるが,991年(正暦2)の東三条院,1024年(万寿1)藤原道長,1089年(寛治3)摂政藤原師実など貴族の参詣があり,さらに1480年(文明12)には足利義政が7日間参籠している。944年(天慶7)1月に炎上,以後1536年(天文5)6月の炎上まで罹災すること10度に及んだ。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」