《間接聴診法》(読み)かんせつちょうしんほう

世界大百科事典(旧版)内の《間接聴診法》の言及

【聴診器】より

…彼は木製の筒を作り,それにギリシア語で〈胸stēthos〉と〈注視することskopos〉を意味する言葉を結びつけてstéthoscopeという名を与えた。そして膨大な症例を聴診し,その音を記録して,死後の解剖所見との対比を行い,19年《間接聴診法について,あるいは,主としてこの新検査法による肺および心疾患の診断法について》(《間接聴診法》と略称)という論文を発表し,今日の聴診器を使った聴診法の基本を確立したのである。その後,X線が発見されるまでの1世紀間,間接聴診法は打診法とともに胸部を検査するための唯一の方法であった。…

【ラエネク】より

…これが聴診法の初めであるが,のち木製とし聴診器stéthoscopeと名づけた。これは打診法についで物理的診断法の新生面を開いた著名な業績で,その成果を19年《間接聴診法De l’auscultation médiate》と題して公刊した。聴診器は日本には48年(嘉永1)に導入された。…

※「《間接聴診法》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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