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関係主義 かんけいしゅぎ

大辞林 第三版の解説

かんけいしゅぎ【関係主義】

存在を自足的な実体を中心に捉えるのではなく、関係性こそが第一義的で実体はいわば結節点にすぎないとする主張。現代の機能主義・構造主義・システム論などに共通する立場。

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世界大百科事典内の関係主義の言及

【関係】より

…伝統的なヨーロッパの存在観においては,独立自存する〈実体〉なるものがまずあって,実体どうしの間に,第二次的に〈関係〉が成立するものと考えられてきた。これに対して,〈関係〉こそが第一次的な存在であり,いわゆる実体は〈関係の結節〉ともいうべきものにすぎないと考える立場が,仏教の縁起観など,古くから存在したが,現代においてはこの〈関係主義〉的存在観が優勢になりつつある。ところで,〈関係〉とは何であり,それにはいかなる種類があるかについての分析的討究は,仏教哲学においても,西洋哲学においてもロックやD.ヒューム以来おこなわれているが,スタンダードな総括的定見はまだ確立していない。…

【相対性理論】より

…【藤井 保憲】
【哲学的意義】
 哲学との関連で,相対性理論のもつ意義およびそれのもたらした影響について付言しておこう。まず,存在論に即していえば,相対性理論は〈関係主義的(非実体主義的)〉な存在観を促すゆえんとなった。哲学においては,19世紀のある時期からヨーロッパにあってすらさすがに関係主義的な存在観が登場するようになっていたが,科学的世界観の拠点をなす物理学においては,古典物理学的実体主義が牢固(ろうこ)として支配していたため,非実体主義=関係主義の貫徹が阻まれていた。…

※「関係主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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