関東造盆地運動(読み)かんとうぞうぼんちうんどう

世界大百科事典(旧版)内の関東造盆地運動の言及

【下総台地】より

…台地面は著しく平たんであるが,標高は房総丘陵に接する南東隅で90~100mと最も高く,東縁部でも50~60mあるが,西半部では20~30m,北西隅では15m程度に低下する。一様に下末吉面と呼ばれる同時代形成の地形面でありながら,南東に高く北西に低い高度分布は,関東造盆地運動(関東平野の中心部に沈降し,周縁部に隆起する地殻運動)の影響のためである。この台地を貫流する河川はないが,栗山川,鹿島川,神崎(こうざき)川など中小の河川は台地面を開析し,支谷が樹枝状に広がる。…

※「関東造盆地運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ

東海地方から紀伊半島,四国にかけての南方の沖合約 100kmの海底にある延長 700kmの溝状の地形。フィリピン海プレートが日本列島の下に沈み込んでいる場所に相当する。過去に起った大地震,安政東海地震...

南海トラフの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android