世界大百科事典(旧版)内の閣僚会議幹部会の言及
【ソビエト連邦】より
…閣僚会議は企業の直接的運営を行う経済官庁を含むため,大きな権限を有し,とくに党中央委員会との合同決定の形態でしばしば重要な経済・行政上の決定を行っていた。しかし実際の運営は,党政治局員を含む15名程度の閣僚会議幹部会がその常設機関として,日常的政策決定にあたった。もっともこれは,革命後の人民委員会議Sovet Narodnykh Komissarov SSSR(1923年7月~46年3月)のように政策決定の中心であることはなく,むしろ党政治局,中央委員会が決定したことを履行する実務機関と考えられた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」