世界大百科事典(旧版)内の《閲微草堂硯譜》の言及
【硯】より
…著名な作硯家としては,潘子和,謝奕(しやえき),金殿揚,張純,汪復慶,王岫筠(おうしゆういん),顧二娘(こじじよう)らがあり,金農,高鳳翰ら文人で作硯をよくしたものも少なくない。硯譜すなわち硯の図録には,乾隆帝欽定の《西清硯譜》,高鳳翰の《硯史》,紀昀(きいん)の《閲微草堂硯譜》,沈瑾(しんきん)の《沈氏硯林》,民国の鄧驥英の《広倉研録》などがある。清硯の特徴としては,一般にやや小振りで薄く,墨池の掘りこみも浅く,精緻な薄肉彫が多いことである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」