《闇に落ちた人々》(読み)やみにおちたひとびと

世界大百科事典(旧版)内の《闇に落ちた人々》の言及

【イタリア映画】より

…〈ディーバ〉たちも20年代に入るとすっかりスクリーンから姿を消し,史劇映画ブームを築いた監督たち,ピエロ・フォスコやルイジ・マッジも早々と引退することになる。 しかし,この間に,のちの〈ネオレアリズモ〉の源流とみなされるニーノ・マルトリオ監督の《闇に落ちた人々》(1914)が作られ,そのリアリズムの流れがすぐさまグスターボ・セレナ監督《アッスンタ・スピーナ》(1915)などにも受け継がれた。また他方では,20年代後半のフランスの〈アバンギャルド〉映画の前ぶれとなった非商業的な未来派の映画運動があり,アントン・ジュリオ・ブラガリアの《不実な魅力》(1917),ルチオ・ダンブラの《王と塔と旗手》(1917)等々といった意欲的な〈芸術的実験作〉が作られた。…

※「《闇に落ちた人々》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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