世界大百科事典(旧版)内の阿仁マタギの言及
【阿仁】より
…現,森吉・合川・阿仁・上小阿仁の各町村にまたがる。ことに阿仁町阿仁合より上流の荒瀬,根子,打当,比立内などの集落には通称阿仁マタギと呼ばれる特有の狩猟習俗を保持する人々が居住し,冬季の狩猟期間には,以前はカモシカ,現在はツキノワグマを主とした狩猟に従事し,夏にはそれから得た民間薬の行商を行うことで知られる。その行動範囲は秋田県内から新潟県,長野県などに及び,明治時代には岐阜県,奈良県にも行ったことがある。…
※「阿仁マタギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」