世界大百科事典(旧版)内の陳群の言及
【九品官人法】より
…一品から九品にいたる品級で人を官につけるので九品官人法といったが,のちには九品中正制度ともいわれた。220年に曹操が没するや,子の曹丕(そうひ)(のちの魏の文帝)が後漢の献帝に迫って禅譲させ魏王朝を建てた際,漢の官僚を才能徳行に応じて新政府に吸収することを当面の目的として,魏王の尚書であった陳群(?‐236)の建議により実施され,その後も引きつづいて一般に官吏を登用するのに用いられた。 まず中央政府に一品から九品にいたる品階による九品官制をたて,漢代までの秩2000石といった秩数による等級に代え,これを官品と称した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」