陸棚性深海魚(読み)りくだなせいしんかいぎょ

世界大百科事典(旧版)内の陸棚性深海魚の言及

【深海魚】より

…これらの代表種として,ソコダラ類,セキトリイワシ類,深海性ウナギ類,ソコギス類,トカゲギス類,アオメエソ類が主として水深200mから3000mにかけての漸深海帯に,シンカイエソ類,チョウチンハダカ類,ホラアナゴ類,ソコギス類が3000m以深の深海帯の海底に生息する。このほかに深海底生性魚類には,ゲンゲ類,クサウオ類,イタチウオ類が含まれ,これらの仲間は沿岸の表層域から大洋底まで近縁種が広く分布しており陸棚性深海魚と総称される。深海底生性魚類には,ソコダラ類が腹面に発光バクテリアの共生した発光器をもつ以外,発光器がない。…

※「陸棚性深海魚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android