世界大百科事典(旧版)内の隠木即の言及
【書】より
…当時明国は清に滅ぼされたため,日本に亡命する意味もあって,1653年(承応2)独立(どくりゆう)が初めて長崎に渡来,翌年隠元が来り,その門下の木庵・即非も来朝し,黄檗山万福寺の住持となった。隠元・木庵・即非を〈黄檗の三筆〉,また〈隠木即(いんもくそく)〉と呼ぶ。鎖国下にあって長崎は唯一の外来文物の門戸で,長崎を中心に新しい明代の書が取り入れられた。…
※「隠木即」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」