世界大百科事典(旧版)内の集娼制の言及
【遊郭(遊廓)】より
…公娼(こうしよう)を集娼方式によって一定区域内に集団的に居住させておく場所。政治権力が公娼を容認するときに,治安や風俗の対策のために集娼制をとることが多いのは,私娼の取締りや税金の徴収を便利にすることのほかに,政策的に,そこを一般市民社会とは異なる性格をもつ場所とするという意図があった。そこに遊郭を設置する意義があるわけで,単に同業者が集住しているのとは本質的に異なる。…
※「集娼制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」