雪の手(読み)ゆきのて

世界大百科事典(旧版)内の雪の手の言及

【雪】より

…宝暦(1751‐64)以降最高潮に達した芸術的創作歌曲である端歌の代表曲。〈心も遠き夜半の鐘〉の後の合の手は〈雪の手〉として知られている。本来は遠くから聞こえてくる鐘の音をしみじみと表したもので,雪の描写ではないが,いつしか雪のイメージに結びつき,のちの三味線音楽では雪の降る情景を表す旋律として利用されるようになった。…

※「雪の手」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」