電気緊張状態(読み)でんききんちょうじょうたい

世界大百科事典(旧版)内の電気緊張状態の言及

【ファラデー】より

…31年にようやく誘導電流の検出に成功し,電磁誘導現象を発見,続いて,いろいろな電気の同一性に関する研究から電気の化学分解作用に注目し,34年には電気分解の法則(ファラデーの法則)を発見した。また彼は誘導電流の発生機構や電気分解の機構を考察する中で,〈電気緊張状態〉という概念を導出したが,この概念は後にJ.C.マクスウェルによってベクトルポテンシャルとして,電磁気現象の数学的表現の中にとり入れられた。45年からは,物質の磁気的性質についての研究に取り組み,反磁性体を発見し,反磁性体の無極性を主張した。…

※「電気緊張状態」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」