世界大百科事典(旧版)内の電界放射型電子銃の言及
【電子銃】より
…一般には図1のタングステンヘアピン型電子銃が用いられ,約0.1mmのタングステン線を直流で加熱し,2700~2900Kにして熱電子放出を行う。高輝度電子銃としては,タングステンヘアピンのかわりにランタンヘキサボライドLaB6,あるいは電界放射型電子銃が用いられるようになってきた。電界放射型電子銃は,0.1~0.3μmの曲率半径をもつようにとがらせたタングステンのチップと第一陽極との間に数kVの電圧を加えて電界放射を行わせ,第二陽極で所要の加速電圧まで加速する(図2)。…
※「電界放射型電子銃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」