電磁自動空気ブレーキ(読み)でんじじどうくうきぶれーき

世界大百科事典(旧版)内の電磁自動空気ブレーキの言及

【電車】より

…前者として,古くは編成を組む電車では引き通してあるブレーキ管を減圧制御することによって制御弁を作動させ,空気だめの空気をブレーキシリンダーに送り込む自動空気ブレーキが,また路面電車などの単車運転のみの車両には,車両に引き通してある直通管を通じてブレーキシリンダーに圧縮空気を送り込む直通ブレーキが用いられてきた。その後,長大編成のものでは,ブレーキ応答を早くするため,ブレーキ弁からの電気指令で電磁弁を制御し,編成各車両のブレーキ管圧力制御を同時に行うようにした電磁自動空気ブレーキや,直通ブレーキを電磁弁で制御するようにした電磁直通空気ブレーキ(ただし自動空気ブレーキなどと併設)がもっぱら用いられ,さらに,最近では純電気指令式の空気ブレーキを用いるものが増えてきた。これらの機械ブレーキによる制動力の発生方法には,ブレーキシリンダーからてこを介して,車輪踏面を制輪子により押し付ける方法と,車軸に取り付けられた円板(ディスク)を両側からブレーキライニングで押し付けるディスクブレーキ方式がある。…

※「電磁自動空気ブレーキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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