電解質輸液剤(読み)でんかいしつゆえきざい

世界大百科事典(旧版)内の電解質輸液剤の言及

【輸液】より


[輸液剤]
 輸液剤としては,生命の維持に必要な水,塩分,栄養源となる糖,タンパク質,脂肪のほか,代用血漿,各種の治療に用いられる薬剤などがあるが,いずれも,浸透圧やpHが体液とほぼ同程度に調整されたうえ,完全滅菌されて,血球や組織に障害を与えないよう配慮されている。輸液剤は,水分電解質のみの補給を目的とした電解質輸液剤と,術前・術後の栄養管理を目的とした栄養輸液剤とに大別される。電解質輸液剤としては,生理食塩水リンゲル液が使いやすさから現在でも多く使用されているが,小児あるいは術後の電解質の変動などの研究がすすみ,いろいろな病態に適した生理的塩類溶液が要求され,表に示すような種々の輸液剤が市販されている。…

※「電解質輸液剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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