《霊台儀象志》(読み)れいだいぎしょうし

世界大百科事典(旧版)内の《霊台儀象志》の言及

【中国天文学】より

…また清朝の時代になってフェルビースト(漢名,南懐仁)を中心にヨーロッパ中世風の天文器械をつくったが,これらは北京に現存する。彼は《霊台儀象志》を書き,これらの器械の説明を行った。18世紀半ばの乾隆帝の時代にはI.ケーグラー(戴進賢)は3000個以上の恒星の位置を測定し,《儀象考成》に収録した。…

【フェルビースト】より

…康熙初年にキリスト教へのきびしい弾圧があったが,アダム・シャール(漢名湯若望)を助けて苦難をしのぎ,その死後,一時中断していたヨーロッパ天文学による暦計算を復活させ,国立天文台長にあたる欽天監監正の職に就いた。ヨーロッパ風の天文儀器を多数つくり,またその解説書ともいうべき《霊台儀象志》を書き残した。【藪内 清】。…

※「《霊台儀象志》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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