《露国奇聞》(読み)ろこくきぶん

世界大百科事典(旧版)内の《露国奇聞》の言及

【プーシキン】より

…プーシキンの文学を特徴づけるのは,人間の自由と尊厳をうたい上げる情熱であり,彼の作品の魅力は,音と意味の完璧な結びつき,叙述の自然さ,明晰,簡明に存するが,これはメリメが嘆いているように翻訳をとおすと大半が失われてしまう。にもかかわらず彼の明るい調和的な文学世界は日本の読者を引きつけ,1883年の抄訳《大尉の娘》(《露国奇聞 花心蝶思録》)以降,中山省三郎,神西清らのすぐれた翻訳によって広く読まれている。【川端 香男里】。…

※「《露国奇聞》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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