青少年学徒ニ賜ハリタル勅語(読み)せいしょうねんがくとにたまわりたるちょくご

世界大百科事典(旧版)内の青少年学徒ニ賜ハリタル勅語の言及

【教育勅語】より

…発布の翌年,勅語謄本への拝礼を拒否した第一高等中学校(後の第一高等学校)講師内村鑑三はその職を追われるという事件(内村鑑三不敬事件)があり,為政者はこうした事件を利用しながら,勅語を神聖化し,その国民への浸透をはかったが,その普及に最大の役割を負わされたのは小学校であり,祝祭日儀式を頂点としながら,修身,国語,歴史,唱歌など各教科で日常的に教育勅語の精神を徹底させる指導が行われた。また状況に応じ教育勅語体制補強のため〈戊申詔書〉(1908),〈国民精神作興詔書〉(1923),〈青少年学徒ニ賜ハリタル勅語〉(1939)などの詔書,勅語が発布された。
[教育勅語体制の崩壊]
 1945年8月の敗戦により,この体制は占領軍の指令と日本の教育関係者自身の反省から解体を求められた。…

※「青少年学徒ニ賜ハリタル勅語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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