世界大百科事典(旧版)内の青年アルジェリア運動の言及
【アルジェリア】より
… アルジェリアの民族運動は,次のような段階をたどって発展した。すなわち,(1)アブド・アルカーディルの抵抗に代表される19世紀の征服に対する武力抵抗運動,(2)〈青年アルジェリア運動〉といわれた第1次大戦前後の民族復興を目標とした文化運動,(3)〈ムスリム議員同盟〉やベン・バディースBen Badīsの指導する〈ウラマー協会〉が担った両大戦間の政治的地位向上運動,そして(4)第2次大戦後の独立をめざす民族解放運動,の4段階である。どの段階も次の段階を準備したという点に意義があり,独立後の政治体制については,(4)のなかでもその最終段階であるアルジェリア戦争が大きなインパクトを与えた。…
※「青年アルジェリア運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」