世界大百科事典(旧版)内の青年期教育の言及
【中等教育】より
…したがって,それらを全体として民主化し〈すべての青年に中等教育〉を保障しようとする統一学校運動は,19世紀末から第1次大戦後にかけて欧米でまず展開され,日本でも注目されるようになった。アメリカの6・3制運動はその典型の一つであるが,そこでは新しい中等教育を青年の発達段階に応じて〈青年期教育〉としてとらえる教育観がみられるようになった。 戦後日本の学制改革が新制中学校を〈前期中等教育〉として義務教育化し,新制高等学校を〈後期中等教育〉として準義務教育化したのは,そのような〈青年期教育〉の発想にもとづくものであったといってよい。…
※「青年期教育」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」