世界大百科事典(旧版)内の青年特別錬成所の言及
【太平洋戦争】より
…その結果,40年8月までの期間内に全戸数の約80%にあたる約322万戸が届け出た。42年10月には青年特別錬成所が設置され,青年の強制的錬成が始まり,1938年から実施されていた陸軍特別志願兵制度では43年までに志願者総数80万5513名のうち2万3681名が採用されていたが,44年4月から徴兵制度に切り替えられ,20万9279名が徴兵された。さらに44年8月には,国民徴用令が朝鮮にも適用されるとともに,女子挺身隊勤務令が公布され,強制連行がより大規模に行われるようになり,女子挺身隊員のうち5万~7万名が日本軍の従軍慰安婦にされたと推定される。…
※「青年特別錬成所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」