青服劇場(読み)せいふくげきじょう

世界大百科事典(旧版)内の青服劇場の言及

【ロシア・ソビエト演劇】より

…ロシア文学へのインテリゲンチャの共感と呼応する現象であった。 一方,革命後のソ連のアジ・プロ演劇が細々ながら紹介され始めると,新劇界にはプロレタリア演劇運動が起こり,前衛座がルナチャルスキーの《解放されたドン・キホーテ》を上演したり(1926),ソ連の労働青年劇場をまねた青服劇場が主要都市につくられたり,アジ・プロ政治寸劇〈生きた新聞〉が試みられたり,キルションの《風の街》が上演(1931)されたりした。しかし権力側からのたび重なる弾圧やプロレタリア演劇運動自体の未熟さが原因で,運動は演劇芸術としての成果をあまりもたらさずに消滅した。…

※「青服劇場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」