世界大百科事典(旧版)内の青稞の言及
【青海[省]】より
…羊のほかヤクの飼育の割合が高く,全国飼育総数の40%をこえ,羊毛やカシミヤの生産量も多い。農業は青稞(ハダカムギ)栽培が中心である。青稞はチベット族の主食ツァンパ()の原料とされる。…
【チベット自治区】より
… 民主改革後はチベット農業科学研究所や各地の農業試験場,国営農場では冬小麦栽培の実用化に成功している。チベット族の主食ツァンパ()の原料となるため青稞(ハダカムギ)はチベット農業の主体であるが,小麦の単位面積あたり産量が青稞の1.5~2倍あったため,70年代には小麦栽培を徐々にふやし,青稞から小麦へ強制的に転換させることもあった。自治区全体では青稞の作付は全体の50%を割り,蔵南谷地などの農・牧混交区では40%を下がる県もでた。…
※「青稞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」