世界大百科事典(旧版)内の青銅剣の言及
【青銅器】より
…ミノス文化周辺の地中海一帯でも散発的に検出されるが,内陸部にはほとんどない。斧
[青銅剣]
ヨーロッパの青銅剣は,青銅の剣身を木や骨角製の柄に鋲(びよう)で留めて固定するものである。西アジアもほぼ同工であるが,剣身には背骨のような脊(せき)と呼ばれるものをつくり出した例が多い。…
【刀剣】より
…殷・周期にはこのほか20cm前後の小刀が数多くみられるが,料理,細工,護身などの用に使われたのであろう。 青銅剣が発達した戦国期をへて,製鉄技術が長足の進歩をみせる前漢時代になると,通常1m前後におよぶ鉄刀が製作され,この時期の主要な戦争形態であった歩兵と騎馬による戦いに殺傷能力を示した。刀脊,刃はまっすぐで,青銅製の環柄刀と同じく柄頭に環がついている。…
※「青銅剣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」