静電塗装機(読み)せいでんとそうき

世界大百科事典(旧版)内の静電塗装機の言及

【静電塗装】より

…静電塗りとは,接地した被塗物を陽極とし,塗料噴霧装置を陰極として,これに負の高電圧を与えて両極間に静電界をつくり,噴霧させた塗料粒子を負に帯電させて,反対極である被塗物に効率よく塗料を付着させることである。静電塗装機には二つの型があり,一つは静電気の力で塗料を微粒化し,この粒子を静電力で被塗物に付着させる方式(静電霧化式)であり,他は塗料を機械的な力,たとえば圧縮空気や塗料にかかる高圧力でスプレーガンから噴射させて微粒化し,これに電荷を与える方式(エア霧化式,エアレス霧化式)である。塗装の形態としては,ふつうのスプレーガンのように手持式のものと,付帯設備としてトロリーコンベヤを設けて自動塗装を行うものとがある。…

※「静電塗装機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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