世界大百科事典(旧版)内の非リウマチ性弁膜症の言及
【心臓弁膜症】より
…1980年代以前にはリウマチ熱による弁膜症が主であったが,ペニシリンによるリウマチ熱の予防,治療の成果が表れた80年代以後では,非リウマチ性の弁障害がしだいに多くなって弁膜症患者の半数以上にも及ぶようになった。リウマチ熱によるリウマチ性弁膜症はβ溶連菌の感染が引金となる後天性弁膜症であるが,非リウマチ性弁膜症には感染,高血圧,心筋梗塞(こうそく)などに伴う後天性弁膜症のほか,生れつきの心臓の奇形による先天性弁膜症が含まれる。頻度からみれば後天性弁膜症のほうがかなり多い。…
※「非リウマチ性弁膜症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」