非可逆圧縮（読み）ヒカギャクアッシュク

基本的な概念と用途

• 音楽ファイルの圧縮には、通常非可逆圧縮が使用される。これにより、ファイルサイズが大幅に削減される。
• JPEG形式の画像は非可逆圧縮を採用しており、画像のディテールを一部失う代わりにサイズを小さくしている。
• 動画ストリーミングサービスは、データ転送量を減らすために非可逆圧縮技術を活用している。
• 高解像度の画像をメールで送る際、非可逆圧縮をかけて容量を軽くすることが一般的である。
• 音声録音の際、ファイルサイズを小さくするために非可逆圧縮を使うことが多い。

メリットとデメリット

• 非可逆圧縮の最大のメリットは、ファイルサイズを大幅に減らせる点であるが、品質が劣化する可能性がある。
• データ転送速度を向上させるために、非可逆圧縮を用いるが、元のデータに戻せないため注意が必要である。
• デジタルカメラで撮影した写真を非可逆圧縮で保存すると、メモリーカードの容量を節約できるが、画像の細部が失われる。
• ストレージ容量を節約するために非可逆圧縮を使用するが、後から品質を再現できない点がデメリットである。
• 音声ファイルの非可逆圧縮は、ファイルサイズを小さくするが、音質が低下する可能性がある。

実例と応用

• スマートフォンで撮影した動画は、ネットにアップロードする前に非可逆圧縮をかけて容量を小さくする。
• 音楽ストリーミングサービスは、リスナーに高品質な音楽を提供するために非可逆圧縮技術を駆使している。
• ウェブページの読み込み速度を改善するために、画像ファイルに非可逆圧縮を適用することが一般的である。
• 映画配信サービスは、大容量の動画ファイルを効率的に配信するために、非可逆圧縮を利用している。
• オンラインゲームのアップデートファイルは、ダウンロード時間を短縮するために非可逆圧縮が施されていることが多い。