世界大百科事典(旧版)内の非市場経済の言及
【ポランニー】より
…ここから彼は,希少性と最大化という市場経済的枠組みを普遍的なものとみなす新古典派流の形式的な経済分析を批判し,制度化された過程として経済をとらえる実体的な経済分析を主張した。さらに,非市場経済の精力的分析をとおして,市場経済の三要素とされる交易,貨幣,市場の起源を,それぞれ独立のものとして明らかにするとともに,人間の経済一般の主要な統合形態として互酬,再分配,交換の三つをあげて,概念化した。主著《大転換Great Transformation》(1944),《人間の経済》(遺稿集,1977)。…
※「非市場経済」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」