世界大百科事典(旧版)内の非統治エリートの言及
【エリート】より
…闘争は〈知識人と非知識人の間に,諸種の政治家の間に,政治家と彼らによって統治される者たちとの間に,革新派と保守派の間に〉依然として生ずるであろうとされた。彼はその後の著書《一般社会学大綱》(1916)で〈統治エリート〉と〈非統治エリート〉の区別を強調した。すなわち,〈政府の中で直接的にせよ間接的にせよ相当重要な役割を果たしている人々から成る統治エリートと,そうでない残りの人々から成る非統治エリート〉の区別であり,しかも,個人がエリート層と非エリート層との間を往復し,また,エリート層内部で異なったタイプのエリートが交替することを重視した。…
※「非統治エリート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」