非行副次文化理論(読み)ひこうふくじぶんかりろん

世界大百科事典(旧版)内の非行副次文化理論の言及

【犯罪学】より

…文化葛藤が犯罪を生み出すとするセリンT.Sellinの〈文化葛藤理論〉も社会構造論的アプローチといえる。 コーエンA.K.Cohenの〈非行副次文化理論〉は,アメリカの中流階層の価値体系に対する対抗文化としての,非行集団に特有のサブカルチャーの形成と伝達を論じたもので,異質的接触理論を補充すると同時に文化と社会構造との関係を分析する点でアノミー理論とも関連する。クラワードR.A.ClowardとオーリンL.E.Ohlinの〈異質的機会構造理論〉はシカゴ学派の理論とアノミー理論の統合を試みたものである。…

※「非行副次文化理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android