世界大百科事典(旧版)内の面積速度の法則の言及
【ケプラーの法則】より
…古代ギリシアからプトレマイオスの天動説,コペルニクスの地動説に至る約2000年にわたるすべての天体運動論において,天体の軌道として円以外の曲線が考えられたことはかつてなかったことを考えると,ケプラーの第1法則のもつ意義は大きい。次に第2法則は〈面積速度の法則〉といわれ,惑星が太陽を公転するときに,太陽と惑星を結ぶ動径が一定の時間には一定の面積を描くことをうたっている(図)。したがって,楕円軌道上を運動する惑星は,動径の短い近日点の近くでは速く動き,動径の長い遠日点の近くでは遅く動く。…
※「面積速度の法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」