世界大百科事典(旧版)内の面簾の言及
【甲冑】より
…具装は軍馬を保護するもので,このころ大量に用いられた。軍馬用の鎧は漢代にすでに見られるが,胸部の保護を目的とする胸あてであったものが,南北朝時代には,顔につける〈面簾〉,首を守る〈鶏頸〉,胸を覆う〈当胸〉,胴体にかぶせる〈馬身甲〉,臀部のための〈搭后〉などに分かれていたが,軍馬の全体を保護するものになった。具装鎧の大部分は長方形の甲片で作られていた。…
※「面簾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」