世界大百科事典(旧版)内の革命的サンディカリストの言及
【労働会議所】より
…産業別労働組合と違って,さまざまな業種の労働者を含んだ地域的結合に基づく組織として,地域ごとの政治,経済,社会に密着した運動を進めたのが特徴で,20世紀初頭には産業別組合より高い組織率を示していた。1906年諸種の労働組合が結集した全国組織として労働総同盟(CGL)が結成されるが,労働会議所の中には中央に指導権を集中したこの組織に反発するものもあり,また革命的サンディカリストが労働会議所に拠点を求める傾向もみられた。第1次大戦直後,物価高騰に反対する民衆運動が活発となったが,この運動の中心となったのは労働会議所であった。…
※「革命的サンディカリスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」